日々の記憶



思えば日々何かあるのにブログで充分に発信できていない。


もちろん、無理してするものでもないのかもしれないけれど、日々のあらゆる経験が音楽に直結し、それが音色となって表現されると思うと、コンサートに来てくださっている皆様には「日々何が起こり、何を考えているか」などをちゃんとお伝えしたい、とも思うわけで。


梅雨に入り今更ながら「今年度も…」と書き出すのは違和感あるし、しかもなぜトップの写真が七五三?


違和感があっても「今年度が始まり」と書き出しますね。


そう、今年度が始まり今日まで(本日6月18日)毎週何かしらコンサートがありました。それが7月の半ばまで続きます。その後すぐに門下の発表会と審査、9月は浜離宮でのソロリサイタル&2ndアルバム「tragico」リリースが控えています。


他に時期を関係なく、大学、レクチャー、公開レッスン、特別レッスンなどがあり、それらの合間に練習やリハーサル、そして打ち合わせが行われる日々。


基本的にどんなスケジュールであろうと「自分は忙しい」と決して思わない。


「毎日が日曜日です。自分の管理が下手で慌ただしいときもありますが、多忙ではないです。」と答えてます。


忙しい忙しいとも言ったところで何も生まないし、むしろどんなスケジュールでもコーヒーを丁寧に淹れてちょっとした時間でも深く味わいながら過ごす心構えでありたい。


僕にとって練習で最も大切なのは「心の余白」。


その「余白」があるから「耳を澄ませて、心で感じ、想像を膨らませること」ができるわけです。それができないときは練習しても意味がない。


これはしっかり時間を取れる取れないに関係ない話。例え5分の短時間でも「ふぅ…」と落ち着いて音と対峙する。


さて、先日5月下旬の投稿にあった京都でのイベント以降のコンサート、打ち合わせ以外はこんな日々。


巣鴨にあるPTNA本部での公開レッスンを聴講。僕が普段、音楽教育を通して感じていることと先生が感じていることにほとんど差異がなかったことに喜び、様々な意見を共有しながら巣鴨でラーメンと餃子を食したのもつい先日。映画「羊と鋼の森」の試写会へ。エンドロールに自分の名前が出て驚きました。すっかり忘れていましたが、皆さん僕を見つけられました?撮影とインタビュー。どんな仕上がりになるか楽しみです。そして、先日は立命館アジア太平洋大学学長の出口さんからお誘いいただき会食へ。毎回思いますが今回もまた、日舞、ジャズダンサーという魅力的な方々と。大学の話をはじめコラボレーションとダイバーシティーの価値を共有。日頃から音楽教育に関して思いを巡らせているので、とても共感溢れる時間。ソプラノ歌手の角田さんから先日びわ湖で共演したラッヘンマン作曲ゴットロストの「自筆譜(コピー)」をいただきました。これは興奮。昨日はオペラ「魔笛」を観に日生劇場へ。角田さんが夜の女王を圧倒的な歌声と共に演じていました。そして各コンサートのリハーサル。


昭和大学でのレッスンや公開レッスン、プライベートレッスン、特別レッスンなどでは熱心な生徒たちに恵まれ刺激をもらっています。室内楽のレッスンではモーツァルト、プーランク、ブラームス、メシアン、シューマンなどバラエティに富んだプログラム。可能なら全てのレッスンを公開にして皆さんとシェアしたい。


プライベートでは、今年の秋は七五三を祝う時間が取れず、せめて撮影だけでもということで上の写真。秋は舞台「No.9」再演が控えています。子供たちの授業参観、幼稚園のホタル観賞会、自転車の練習、子供たちとパンを買いに行ったり、録り溜めてた「満点青空レストラン」を家族とギャーギャー言いながら見たり。孤独のグルメも見なくちゃなぁ。あ、髪切りました。

誰かと一緒にいる時間、家族との時間、一人の時間、どれも大切だけど幼稚園に行く次女との時間は本当にかけがえのない時間。送り迎えも今年度まで。



いろんな重大発表まとめ

【ニューアルバム「tragico(悲劇)」完成!】



長らくお待たせいたしました!

末永匡の2ndアルバム「tragico」が完成しました。ベートーヴェン3大ソナタ「悲愴、月光、熱情」を収録。

1stアルバム「intermezzo」から4年。ニューアルバムを出すには長い月日。その時間は僕の音楽に何をもたらしたのだろうか?

ベートーヴェンは僕にとって常にそばにいる作曲家。数々の偉大な作品は厳しさを突きつけるも、同時に「生きる」力を与えてくれる。

この「tragico」にはベートーヴェンと対峙する素直な気持ちがつづられ、音楽学者の野本由紀夫先生(名曲探偵アマデウス、ららら♪クラシック、N響アワーでお馴染み)からも貴重なお言葉を頂戴しております。

公式リリース日は9月下旬。詳細は追って発表いたします。



【9月14日末永匡ピアノリサイタル&ニューアルバム先行発売!】
ー音楽に私を見る、それは自己が存在し生きているということー


2ndアルバムリリースを記念して9月14日(金)東京は浜離宮朝日ホールにてソロリサイタルがおこなわれます。マネージメントはミリオンコンサート協会。

そして本日(6月14日)からチケット発売開始となります!

2ndアルバムに収録されているベートーヴェンピアノソナタ「悲愴、月光、熱情」の3作品を披露いたします。

当日は会場にて2ndアルバム「tragico」先行発売&サイン会が予定されています。

ぜひチケットをお買い求めください!皆様と当日お会いできるのを楽しみにしています!

■浜離宮のサイト
https://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/…/2018/09/event1159.html

■チケット価格
全席自由:一般¥4,000、ペア券¥7,000、学生¥2,000

■チケット申し込み
・ミリオンチケット
  03-3501-5638
  http://millionconcert.co.jp/

・朝日ホール・チケットセンター(日・祝除く10:00~18:00)
  03-3267-9990

・e+(イープラス)
  https://eplus.jp/ath/word/109025




【No.9-不滅の旋律-再演決定!】

「舞台『No.9 -不滅の旋律-』公式サイト」
http://www.no9-stage.com/

第九自筆譜(撮影:末永匡)

稲垣吾郎さん主演の舞台『No.9 -不滅の旋律-』の再演が2018年11月~2019年1月にかけて決定しました!(東京、横浜、大阪、久留米)

2年前の興奮にまたご一緒させていただけると思うと武者震いします。

偉大なベートーヴェン像と同時に人間ベートーヴェンも垣間見る素晴らしい舞台。

音楽もそうですが、メンバーが一人でも変わると全く違う「新しい」ものが創られます。舞台も同様新しい「No.9」が生まれるかと...!

4年の月日をかけ生まれた2ndアルバム「tragico」リリース、9月14日浜離宮朝日ホールでのソロリサイタル、そして舞台No.9と、ベートーヴェンで駆け抜ける2018年下半期。

3大ソナタ「悲愴、月光、熱情」も舞台でたくさん耳にされていると思います。悲劇と希望の光を含む偉大なソナタの全貌を9月14日に披露させていただき、深い情熱を胸に舞台に挑みたい、そんな気持ちです。

始まりも終わりもない、いつもそばにいるベートーヴェンピアノソナタ。

厳しくともホロリと優しく温かい人間ベートーヴェン。

色んな思い出が詰まっています。皆さんは何を思い出しますか…?


もっと聴いて、感じて考えること


京都でのレクチャー終了。使用楽器はBechstein, Steinway, Bösendorfer, Yamaha。



終えた後お客様が涙目で感想を伝えてくれたのは初めてかもしれない。


こちらも胸に来るものがありました。本当に嬉しい。


お客様始め全ての関係者に感謝申し上げます!

最近「表現」「音楽と心」「音色」「聴くとは」「自己の追求」などのテーマで話すことが多い。もっと具体的で解りやすいテーマの方が喜ばれるかもしれないですね。けれど、そういうレクチャーはたくさんあるので、こういうのがたまにはあっても良いかなぁ、とも。


共感共有できる答えは存在せず、ある種の答えは聴き手本人の中に在り、それを自身で探求しなければ気づき得ない感が残るレクチャー。


僕がすることは探求の道の存在を伝え、その入口まで導くだけ。あとは踏み入れられない。(はたしてこれをレクチャーと呼んでいいのか?)


「聴く」とか「感じる」とかの感性は、音楽をする上である意味最も大切なことでありながら、それほど奥まで追求されていない現状があるのも事実。


いろんなレクチャーをさせて頂きながら、こんなテーマが多いことにそれも自分の与えられた役割でもあるのかなぁ、としみじみ思う京都の夜。


外は寒いけど心がとても温かいです。
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演奏中の隠れたファインプレー、コンサートを終えて、近づいてくるベートーヴェン

コンサート終了!素晴らしい時間でした!


毎回の本番でいつも何かを「少しだけ」試していく。


リスクを背負うが縮こまらない、守りに入らない。


ここだ!というところを本番で乗り越えるのはかなりのメンタルの強さと柔軟さが必要。


お客様には気付かれず目立たないところだけど、隠れたファインプレーとなり、全体にも影響を与える。


そういう意味で今日のベートーヴェンやショパンは殻を破り始め、新たな姿の片鱗を僕に見せてくれたかもしれない。


機織り職人の方が、僕の1stアルバム「intermezzo」を聴き続けて作品を織られたと。これは最高に嬉しい…!そして「末永さんはベートーヴェンの話をしている時とても嬉しそうですね」とも。


どの作曲家も作品も好きですが、やはりベートーヴェンは何かこう心臓を鷲頭神にされる感じがあります。好きとか嫌いとかではなく、強烈に痛いとか苦しいとか、そこに救いや憧れのようなものも。「生きている」と感じさせてくれる。


ここのサロンでは6月29日にまた弾かせていただきます。


さて、待ち受けるは京都。充実した滞在になるようひと頑張り。


本日コンサートに関わられた全ての方々に心からの感謝を。

【5月19日】京都でレクチャー



今週末は京都でレクチャーのイベントがあります。


テーマは「いつも同じピアノ弾くわけじゃない~違うピアノを弾く3つの心構え~」。


PTNAステップ、コンサートやコンクールなど、様々な場所、楽器で演奏するための意識に注目してみましょう。


是非ご参加ください♪

お問い合わせ
旭堂楽器店 075-231-0538