耳を澄ませて


コンサート終了!満員御礼。


共演者の突然の事故により、急遽クラリネット奏者の妻にもお願いし、ピアノソロも取り込みプログラム変更。これはこれでとても華やかなプログラムになりました。


さらに、素晴らしい調律師、ブリリアント過ぎない燻し銀のスタインウェイが良きパートナーに。


リハーサル中、先日試写会にご招待いただき楽しませていただいた「羊と鋼の森」を思い出しました。


コンサートは開場直前まで調律師と音を創っていることが多々あります。


楽器の特性、ホールの特徴、お客様がいる場合などを考慮し現場では様々な音創りを工夫。


共演者の立ち位置含め、ピアノなど数センチ動かすだけでも響きは変わります。


また、リハーサルを通して奏者の耳も慣れてくるので、必然的にタッチも変わる。


ヴァイオリンの音色(フォーレ、坂本)、クラリネットの音色(メンデルスゾーン、シューマン、ラフマニノフ、プーランク)、ピアノ(ソロではベートーヴェン、ショパン、リスト、シューマン)の音色が混じり合い、舞台に設置された素敵な花の如く、豊かに彩られました。


お客様、主催者、共演者はじめ全ての関係者に心から感謝申し上げます。


ほっと一息


午前中は細かな練習を…


その後レッスン。


室内楽の感覚が鋭くどんどん良くなっていく生徒さんに8月の門下コンサートを楽しみに思ったり。その日はソロだけでなく、室内楽を演奏する生徒もいます。


ピアノの部屋から出てるほんのり幸せな香りが…


妻と長女がマフィンを焼いていました。


クリームチーズレモンマフィン。


もちろんコーヒーも淹れて、素敵なカフェの時間。


明日のコンサートが良い時間になりますように…さて、今日は夕飯までにラフマニノフとベートーヴェンとリストかな。

夜、この時間


家族が寝静まるこの時間。リビングを暗くして、ロウソクの明るさだけで静かに過ごす。


今日はどんなことがあっただろうか…なんて思ったり。毎日が、まるで複雑な色が混じり合うように彩られ、過ぎていく。


今日のレッスンは譜読みや暗譜のアドバイスから始まったっけ。その前にコーヒーを買って心のリセット。とある学生は、音楽を創造し自分で考える楽しさに気づいた。それに喜びつつも、時に別のレッスンでは厳しいことを言ったり。これから様々なことが待ち受けている人生で、ちょっとしたことでチャンスを逃してほしくない。


合間に、明後日横浜はみなとみらい小ホールで控えているコンサートのための練習を。ベートーヴェン、シューマン、メンデルスゾーン、ショパン、フォーレ、プーランク。


その後リハーサル。フランスの香りが部屋に舞う。


そろそろロウソクの火が消えそうです。明日はどんな日になるんだろう。


おやすみなさい…

日々の記憶



思えば日々何かあるのにブログで充分に発信できていない。


もちろん、無理してするものでもないのかもしれないけれど、日々のあらゆる経験が音楽に直結し、それが音色となって表現されると思うと、コンサートに来てくださっている皆様には「日々何が起こり、何を考えているか」などをちゃんとお伝えしたい、とも思うわけで。


梅雨に入り今更ながら「今年度も…」と書き出すのは違和感あるし、しかもなぜトップの写真が七五三?


違和感があっても「今年度が始まり」と書き出しますね。


そう、今年度が始まり今日まで(本日6月18日)毎週何かしらコンサートがありました。それが7月の半ばまで続きます。その後すぐに門下の発表会と審査、9月は浜離宮でのソロリサイタル&2ndアルバム「tragico」リリースが控えています。


他に時期を関係なく、大学、レクチャー、公開レッスン、特別レッスンなどがあり、それらの合間に練習やリハーサル、そして打ち合わせが行われる日々。


基本的にどんなスケジュールであろうと「自分は忙しい」と決して思わない。


「毎日が日曜日です。自分の管理が下手で慌ただしいときもありますが、多忙ではないです。」と答えてます。


忙しい忙しいとも言ったところで何も生まないし、むしろどんなスケジュールでもコーヒーを丁寧に淹れてちょっとした時間でも深く味わいながら過ごす心構えでありたい。


僕にとって練習で最も大切なのは「心の余白」。


その「余白」があるから「耳を澄ませて、心で感じ、想像を膨らませること」ができるわけです。それができないときは練習しても意味がない。


これはしっかり時間を取れる取れないに関係ない話。例え5分の短時間でも「ふぅ…」と落ち着いて音と対峙する。


さて、先日5月下旬の投稿にあった京都でのイベント以降のコンサート、打ち合わせ以外はこんな日々。


巣鴨にあるPTNA本部での公開レッスンを聴講。僕が普段、音楽教育を通して感じていることと先生が感じていることにほとんど差異がなかったことに喜び、様々な意見を共有しながら巣鴨でラーメンと餃子を食したのもつい先日。映画「羊と鋼の森」の試写会へ。エンドロールに自分の名前が出て驚きました。すっかり忘れていましたが、皆さん僕を見つけられました?撮影とインタビュー。どんな仕上がりになるか楽しみです。そして、先日は立命館アジア太平洋大学学長の出口さんからお誘いいただき会食へ。毎回思いますが今回もまた、日舞、ジャズダンサーという魅力的な方々と。大学の話をはじめコラボレーションとダイバーシティーの価値を共有。日頃から音楽教育に関して思いを巡らせているので、とても共感溢れる時間。ソプラノ歌手の角田さんから先日びわ湖で共演したラッヘンマン作曲ゴットロストの「自筆譜(コピー)」をいただきました。これは興奮。昨日はオペラ「魔笛」を観に日生劇場へ。角田さんが夜の女王を圧倒的な歌声と共に演じていました。そして各コンサートのリハーサル。


昭和大学でのレッスンや公開レッスン、プライベートレッスン、特別レッスンなどでは熱心な生徒たちに恵まれ刺激をもらっています。室内楽のレッスンではモーツァルト、プーランク、ブラームス、メシアン、シューマンなどバラエティに富んだプログラム。可能なら全てのレッスンを公開にして皆さんとシェアしたい。


プライベートでは、今年の秋は七五三を祝う時間が取れず、せめて撮影だけでもということで上の写真。秋は舞台「No.9」再演が控えています。子供たちの授業参観、幼稚園のホタル観賞会、自転車の練習、子供たちとパンを買いに行ったり、録り溜めてた「満点青空レストラン」を家族とギャーギャー言いながら見たり。孤独のグルメも見なくちゃなぁ。あ、髪切りました。

誰かと一緒にいる時間、家族との時間、一人の時間、どれも大切だけど幼稚園に行く次女との時間は本当にかけがえのない時間。送り迎えも今年度まで。



いろんな重大発表まとめ

【ニューアルバム「tragico(悲劇)」完成!】



長らくお待たせいたしました!

末永匡の2ndアルバム「tragico」が完成しました。ベートーヴェン3大ソナタ「悲愴、月光、熱情」を収録。

1stアルバム「intermezzo」から4年。ニューアルバムを出すには長い月日。その時間は僕の音楽に何をもたらしたのだろうか?

ベートーヴェンは僕にとって常にそばにいる作曲家。数々の偉大な作品は厳しさを突きつけるも、同時に「生きる」力を与えてくれる。

この「tragico」にはベートーヴェンと対峙する素直な気持ちがつづられ、音楽学者の野本由紀夫先生(名曲探偵アマデウス、ららら♪クラシック、N響アワーでお馴染み)からも貴重なお言葉を頂戴しております。

公式リリース日は9月下旬。詳細は追って発表いたします。



【9月14日末永匡ピアノリサイタル&ニューアルバム先行発売!】
ー音楽に私を見る、それは自己が存在し生きているということー


2ndアルバムリリースを記念して9月14日(金)東京は浜離宮朝日ホールにてソロリサイタルがおこなわれます。マネージメントはミリオンコンサート協会。

そして本日(6月14日)からチケット発売開始となります!

2ndアルバムに収録されているベートーヴェンピアノソナタ「悲愴、月光、熱情」の3作品を披露いたします。

当日は会場にて2ndアルバム「tragico」先行発売&サイン会が予定されています。

ぜひチケットをお買い求めください!皆様と当日お会いできるのを楽しみにしています!

■浜離宮のサイト
https://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/…/2018/09/event1159.html

■チケット価格
全席自由:一般¥4,000、ペア券¥7,000、学生¥2,000

■チケット申し込み
・ミリオンチケット
  03-3501-5638
  http://millionconcert.co.jp/

・朝日ホール・チケットセンター(日・祝除く10:00~18:00)
  03-3267-9990

・e+(イープラス)
  https://eplus.jp/ath/word/109025




【No.9-不滅の旋律-再演決定!】

「舞台『No.9 -不滅の旋律-』公式サイト」
http://www.no9-stage.com/

第九自筆譜(撮影:末永匡)

稲垣吾郎さん主演の舞台『No.9 -不滅の旋律-』の再演が2018年11月~2019年1月にかけて決定しました!(東京、横浜、大阪、久留米)

2年前の興奮にまたご一緒させていただけると思うと武者震いします。

偉大なベートーヴェン像と同時に人間ベートーヴェンも垣間見る素晴らしい舞台。

音楽もそうですが、メンバーが一人でも変わると全く違う「新しい」ものが創られます。舞台も同様新しい「No.9」が生まれるかと...!

4年の月日をかけ生まれた2ndアルバム「tragico」リリース、9月14日浜離宮朝日ホールでのソロリサイタル、そして舞台No.9と、ベートーヴェンで駆け抜ける2018年下半期。

3大ソナタ「悲愴、月光、熱情」も舞台でたくさん耳にされていると思います。悲劇と希望の光を含む偉大なソナタの全貌を9月14日に披露させていただき、深い情熱を胸に舞台に挑みたい、そんな気持ちです。

始まりも終わりもない、いつもそばにいるベートーヴェンピアノソナタ。

厳しくともホロリと優しく温かい人間ベートーヴェン。

色んな思い出が詰まっています。皆さんは何を思い出しますか…?