NYsteinway

先日、クロイツェルソナタ(ベートーヴェン作曲ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第9番)のリハーサルに使用したピアノは1899年のNYsteinwayだった。

タッチは今のピアノと若干違う。しかし音色はとても豊かで蜜で広がりがあり驚くほど多彩だった。

実はこのピアノ、僕がもっと若い時に既に出会っていたのだが、当時このピアノを「ちょっと弾きにくいなぁ」程度にしか思っていなかった。しかしそれから年月が過ぎ、いろんなピアノを経験したことによってこのピアノの良さを初めて実感できた。

これまで、17世紀に普及されてたクラヴィコード、チェンバロに始まりフォルテピアノを経て今日のピアノのいろんな種類の鍵盤楽器を演奏したが、やはりこの経験は僕の音楽人生の中でとても重要な位置を占めている。

古楽器に関しては専門的にそれを勉強したわけではないが、独学でいろいろ調べ、話を聞き、演奏しながら試行錯誤してきた。

それらの経験は今のピアノを弾く時に確実にその影響を与えている。

明らかに響きに対する感覚が養われたし、音色への嗅覚が鋭くなった。…表現への飢えだ。

次はどんなピアノと出会うのだろう。

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