atelier amigo

アミーゴ
一昨日の話し。

演奏会無事終了!このコンサートシリーズは日本帰国後毎年続けている自主企画コンサート。大正時代に建てられたノスタルジー溢れる、入間市文化創造アトリエアミーゴ。チラシのデザインから運営、椅子並べまで自分たちで行う手作り感満載の空間。好きな曲を演奏し、好きな事を話す。難しい話は一切無い。ただ僕がその作品からの印象や、それにまつわる自分のエピソードを話す。

予想以上の来場者に恵まれた。と言うよりも途中お客様の中の男性達に椅子を出して並べてもらうのを手伝ってもらったくらいだ。こんなに多くの方々に来て頂けるとは想像もしていなかった。熱気溢れる時間となり、あっという間に時間は過ぎて行く。


手作りチラシ(表)
東日本大震災のチャリティーというコンセプトで企画した。前半は静かな、まるで祈りを捧げるかのような作品を多数演奏した。ピアノとクラリネットのデュオ、ピアノソロでシューベルトのアヴェマリアから始まり、途中メンデルスゾーン、ブラームス、エルガー、マンガーニと続き、最後はリストのバラード第2番、アンコールはショパンの英雄ポロネーズ。

収益金の一部をチャリティーとして被災地に送らせていただく。しかし義援金としてそのまま送るのではなく、特定の物資に変えて送らせていただく。その過程は全てこのブログで公開予定。ぜひこのコンサートで支払ったチケット代の一部が何に変わりどこに送られ、どんな意味を成したかという過程を最後まで見て頂きたいと思う。

今回は今までと違った試みをした。二つある。一つは僕の勤務先でもある昭和音大からサックスの学生が二人来てくれた。彼らは休憩中サックスデュオを演奏してくれた。しかも椅子並べ、受付、準備、雑用、片付け、あらゆる事を手伝ってくれた。お客さんも楽しんでくれたみたいで、多くの称賛のメッセージを頂いた事は彼らに伝えたい。ありがとう・・・!


サックスデュオ
二つ目はレクチャー。レクチャーと言うと「むむむ・・・」と構えてしまいそうだが、そんなに難しい話はしない。ブラームスを演奏する前に約5分程度簡単な曲の構成、僕の感じる事、想像力の広がり等を話した。

・・・さて、今回で第6回となったが、実は今回の企画はするかしまいかぎりぎりまで決断しかねていた。忙しさを理由に悩んでいたが、けれど少なからずこのコンサートを楽しみにして下さっている方々もいる。そして帰国直後からスタートさせたこのコンサートによって救われていた僕自身もいた。また、このコンサートだからこそ僕の伝えたい「芯の部分」があるのも事実。

「やめてはいけない、続けよう」と思った。

企画における一つ一つの作業を心を込めて行った。しかし時間が限られていたので、幅広い告知や、細部にわたりケアが行き届かなかったところもあったかと思う。「大切な時間をここに創ろう」ただただその一心だった。

普段コンサート会場は外部の音が聞こえないようになっているがここは違う。雨の降る音が会場に聴こえる。その音を聴きながらシューベルトの即興曲作品90第3番を演奏するのはとても心地よかった。その音さえも作品の一部であるかのように感じた。

次回は11月を予定している。ピアノとチェロ。こうご期待。

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