ようやくブログにと言いたいところだけど

Tchaikovsky Piano Concerto Nr.1

24日のソロリサイタルが既にはるか昔のように感じる今、腰を据えてパソコンに向かえる時間が出来たので、その時の事「2014124日CDデビュー記念ピアノソロリサイタル」について書こうと思う。
 
その前に、今日に至るまでに一週間と言う時間があったのだが、何があったかざっと簡単にリサイタル後の事から始めたい。…コンサートの翌日、東京は汐留にあるベヒシュタインサロンで公開レッスンがあった。そこでは受講生2人がベートーヴェンのソナタ、ショパンの練習曲、ラフマニノフの前奏曲などを聴かせてくれた。学生たちは非常に音楽的に演奏していた。僕が出来る事は僅かでしかないが、それでもその僅かを持って帰ってもらえたらいずれ役に立つものと信じ、テーマを絞りいくつかの助言をさせて頂いた。「手首の可動幅」「呼吸」「自身の求める明確なイメージの重要性」など。
 
レッスン後は講師演奏として当初リスト作曲オーベルマンの谷を予定したが、その場の雰囲気、そしてリサイタル翌日と言うこともあり、受講生にリサイタルプログラムから選んでもらった。結果、演奏したのがリストのバラード第2番。そのサロンに設置されていたベヒシュタインピアノは存分にその音楽的言語に命を宿してくれたと強く伝えたい。
 
その更に翌日、二人の愛娘にちょっかいを出されつつも丸一日チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を練習する。この作品はエジプトでカイロ響と共演した以来3年ぶりとなる。目標を立て、その日一日で全楽章呼び起こし暗譜した。勿論そんなに一気にやっても浸透度は薄いが、そうでもしなければホッと出来ないくらいに間に合っていなかった。だから絶対にやらなくてはならなかった。数日後にオーケストラとのリハーサルが控えている。
 
今、ブログを書いているのは、先日オーケストラとのリハーサルが終わったので、ホッと一息できたからである。コーヒーが美味しい。また、同時にモーツァルトのピアノ協奏曲の新曲にも取り組まねばならなかった。僕は基本的に譜読みと暗譜を同時に行うのだが、ドイツ留学の時僕が師事した各氏のスタンダードがこういうところで役に立つ。もちろん体力的精神的に消耗は激しい。我々は限られた時間、環境の中で成果を出すために「自分自身の練習方法」を知る必要がある。自分の「バイオリズム」を把握していなければならない。なぜならどんな事があっても「結果を出さなくてはならない」からだ。そう、どんな事があっても。僕なんかより比べ物にならないくらい時間がなく多忙を極め、しかし同時にレパートリーを増やし、演奏している音楽家の友人たちはたくさんいるが、彼らは常に自分自身に厳しくストイックに取り組み、オンオフをちゃんと使い分け、結果を残している。僕はそんな彼らから刺激を受け、そして、心から尊敬している。
 
さて、来週はチャイコフスキーの本番が調布グリーンホールであり、その更に2週間後にモーツァルトの協奏曲の本番を控えている。そしてピアニストの稲岡さんにピアノ伴奏でリハーサルを手伝ってもらった。リサイタル後の事務的な後片付け、公開レッスン、譜読み、暗譜、練習、リハーサルが立て続けにありようやく今腰を据えて…と言うのは先ほど書いたので省略。ここまでの文字数約1000文字。で、ようやくリサイタルの事を書きます。次のブログで。

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