家族はまだ夢の中。コーヒーを淹れて静かに音楽をかける。リビングに停滞していた冷たい空気が少しずつ対流を始める。窓から見える森の向こうは少しずつ赤から青へと変わるグラデーションを描いている。誰もいない部屋の中は立ち上るコーヒーの湯気により温かな香りに満たされていく。

子供たちが起きればそんな静寂もどこかに行ってしまう。しかしそれでいい。窓を見ると曇りガラスに当てた手の跡が残っていたり、子供用のテントの中には風船があり、周りを見ると所々にぬいぐるみが置いてあったりと、遊んだ名残がある。それを見ていると起きてくる家族に待ち遠しさを覚えたりする。何てことはない毎日の事なんだけど。

家族が起きる前にそろそろ行かなくては。今日は長野でコンサート。心に残る時間になればいい。
…なんて事を書いてたらコーヒが冷めてしまったよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿