初演

左から(作曲)加藤真一郎氏、(サックス)大石将紀氏、スエナガ
加藤氏の新作「Aspiration for Saxophone and Piano」演奏終了しました!こんなにも素晴らしい作品を生んでくれた加藤氏に心からの感謝です。作品の出だしにサックスが朗々とソロで歌い上げるのですが、あまりにも素晴らしい音色に聴き惚れてしまいました。やはり凄い演奏家だ、大石氏は。

さて、この作品とても好きです。加藤氏の作品は今回で2回目ですが、前回の作品はその翌年におこなわれた自分のリサイタルにもプログラムに入れました。今回も全く同じ気持ちです。作品の素晴らしさを書きたいけれど、書けば書くほどその素晴らしさが損なわれてしまいそうです・・・。

いずれにしても現代曲はやめられません。譜読みが大変だけど。

後半はバッハの平均律第一巻からb-mollのプレリュードとフーガを演奏。現代曲がずらりと並ぶプログラムに一つだけ静かなバッハが入ると、なんとも不思議な存在感を表します。そして弾きながら時に天井を見上げ思うわけです、300年で音楽はこんなにも形を変えたのかと。

しかし個人的にはこうも思うわけです。作曲技法としての形は変われど、音そのものに表現されうる密度のようなものは何も変わらないのでは、とも。

今日は演奏だけでなく、出番まで加藤氏と語り合ったことがとても有意義でした。「実は恐ろしいシューマン」「ドビュッシーからみるシューマン」「19世紀に花咲くあいまいさの美」について・・・いやぁ、本当に面白い。
今日のプログラム

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