【8/23】音楽祭7日目

色々あった「ちちぶ国際音楽祭」も明日で最後。始まってしまえばあっという間に終わってしまう。明日は受講生と共演する最後のコンサート。スエナガは香港から来日している2人の受講生(ヴァイオリンとチェロ)とベートーヴェンピアノ三重奏第1番を演奏します。

英語が苦手な上に英語で室内楽を指導せねばならず、コミュニケーションで迷惑をかけていたはず。僕のアドバイスだけでなく、他の共演指導者や、ボストン音楽院からの招聘講師からもあらゆる(ある意味贅沢な)指摘を受けて頑張って頑張り抜いたこの一週間。時に情報過多で笑顔が作れない時も。それでも情熱的な講師陣は手を緩めず、この限られた期間だからこそ伝えたい、伝えるべきあらゆるエッセンスを彼女達にアプローチしました。

大丈夫だろうか…と心配していた今日最後のリハーサル。すると元気に「good morning! Mr. Tadashi!」と挨拶してきてくれました。そして渡された一枚の絵葉書。

写真にある通り、香港の有名な通りの写真。そして、裏には彼女達からの心からのメッセージが書かれていました。しかも気を利かせて少しだけドイツ語も書いていました。

さすがにこれを読んだ時は涙を堪えるのが必死でした。そんなことを思ってくれていたのか、と。リハーサルが始まる直前、大切な限られた時間を奪うわけにはいきません。しかし、もしホテルで読んでいたら確実に堪えることはできなかったでしょう。

「心を開く」これがいかにシンプルで一番大切なことか。

彼女達はまだまだ多くの演奏上の問題があります。けれど、この気持ちを持って行けばどんな困難にも立ち向かうことができ、乗り越えることもできるでしょう。今後、自分に問い続け、自分の音楽を見つけ、素晴らしい音楽的関係を築き、人生を歩んで欲しいと思います。

BibianaとNicoleに最大の感謝を込めて…

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