発表会

フライブルグ音大のレッスン室。ここでよく語らいました。
今月26日に控えている発表会。正確に言うと発表会ではなく「発表兼勉強会」。ピアニストの稲岡千架さんの門下生と合同で行います。学生、受験生、プライベート、様々な方が参加します。

タイトルは「KLASSENSTUNDE(クラッセンシュトゥンデ)」。

ドイツ語で「クラスの時間」という意味。ドイツの音大では「クラスの弾き合い」の時によく使う言葉です。今回の時間は、一般的な(聴衆を招く)開かれた発表会ではなく、あくまでも「講師と門下生のみ」で行われる発表の場。参加者はそれぞれソロや室内楽などを演奏し、その後行われるディスカッションを通してお互いに「気付き」や「感想」などを共有します。講師による簡単なレクチャーも挟み、もう一歩踏み込んだ「学び」の場としての発表会です。

僕がドイツの音大にいたころ、Klassenstundeがよくありました。結局はクラスの弾き合いなのですが、先生からのコメントだけでなく、弾いた後の学生同士も積極的に参加するディスカッションがとても有意義でした。そういう時間を作りたいと思っていました。

先生と生徒は繋がっているけれど、生徒同士でコミュニケーションを深め、音楽的な刺激を与え合うことを願っています。

4 件のコメント:

  1. 末永先生、とても勉強になる発表会をされていますね。実は私の高校時代の音楽(芸術科目で音楽を選択しました)の授業で「自由参加テスト」なるものが有り、ジャンルも楽器も全く自由で生徒の半数以上が自分の意志で参加していました。年二回ペースです。一年生の後期から私もピアノで参加しました。私はトロイメライに挑戦しました。先生のコメントに加え、生徒全員に乾燥コメントを提出するという「都立高校普通科では考えられない授業」でしたね。末永先生のおっしゃる、Klassenstundeとは比べ物にならないレベルと思いますが、その時の「緊張」は未だに忘れません。クラスメートの思わぬ「嬉しいコメント」も励みになりました。

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    1. 喜島さま

      コメントありがとうございます。とても魅力的な授業ですね。そのような柔軟性に富んだ教育プログラムは当時は稀有だったのではないでしょうか。「今」だからこそとても必要かと感じます。

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  2. 「乾燥」ではなく「感想」の間違いです。失礼いたしました。

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