卒業試験

今日は大学卒業試験。4年間本当によく頑張ったと言いたい。終わりのない高みに臨むことは時としてモチベーションのキープが難しい。「この辺でいいかな」という甘えが誰でも出てくるし、ある意味そのまま、まかり通ってしまう。しかし「このままで駄目だ。もっと上手くなりたい」という気持ちと努力を重ねること、これさえあればいくらでもその高みに上っていくことができる。

要するにとても自由なのだ。これは人生の縮図とも言える。どう生きるかは自分の自由。この辺りのレベルでいいのか、それともさらなる別のレベルを目指すのか。

あらゆる程度の選択肢がほぼ全て自分に委ねられる、これは一見自由で素晴らしいと感じるが、逆に言えば「怖い」ことでもある。

結局のところ自分の取り組みは全て自分に返ってくる。どの道でも同じことだ。

薄皮一枚一枚を重ねていく気の遠くなるような地道な練習。他人と比べるのではなく(比べてしまう自分が存在するのも事実だが、比べたところで上手くならない。もちろん比べることで気づかされることもあるが、結局は自分で練習しなければ身につかない)、自分と比べること(自分がどうしたいか、何を求めているか)、最大の敵は自分自身に潜んでいるもう一人の自分であること、それらを痛感させられる音楽大学という場所。

経験という事実は決して消えない。それがどの様に活かされるかは今後の生き方次第。

卒業する生徒とは大学のいつものレッスン室で時間を共有することはない。それはある意味寂しい気もするが、僕らは「音楽」を通してもっと深く様々なエッセンスを共有したはず。そして「奏でること」でこれからも思い出と共に共有することができるはず。

「小さな変化に大きな感動」この価値を真に理解することで、今生きている一瞬一瞬が輝き始めるだろう。素晴らしい明日を迎えるために。これは決して大袈裟な話ではない。

carpe diem





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