音と向き合えた気がしました


朝起きて窓を開けてみると、そこに広がる景色に一瞬息をのんだ。


似たような感覚、思い出。それは自分が幼稚園、田舎に住んでいる時だったかな。


周りは森と田んぼしかない。朝起きて外を見ると庭(というか森)が雪に覆われていた。その時の印象は正に「息をのむような」もので、その感覚を今でもはっきり覚えている。


冷え切ったリビングに温もりを…




こんな日に静かに練習するのはいいものです。


決して焦らず、まるで自分が作曲しているかのようにゆっくりと隅々まで丁寧に楽譜を見る。あるゆる知識、経験、感覚を張り巡らせて。


楽譜の奥に何があるのだろう?


音符の奥に、リズムの奥に、楽譜上のあらゆる記号の奥に僕は何を感じているんだろう、と自分の心を探す。


そして頭や心がいっぱいになる前に外を見る。そうすると落ち着くんです。




指を動かすことや考えることだけが練習ではない。「集中力をどう持続させるか」その方法を知っておくこと、これも大切なこと。けれど、人によって違うんですよね。僕の友人(フランス人ピアニスト)は夕方以降でないと集中できない、と言っていたっけ。


「集中できる時間を知っておく」これはとても大切。僕は朝ですね。自分の集中できる時間を知っておくと、練習課題の優先順位に対し有効に対応することができる。例えば、譜読みや暗譜を早急にしなくてはならない時、これらの練習は朝に回す、とか。


もちろん、そんなことも言ってられないことも多々ありますが…



目を閉じ、音の軌跡を追いかけ、響きに身をゆだねる。


身体、呼吸、心の動きを見る。自己観察。


ゆっくりと深い海に沈んでいくように、その深淵を覗く様な練習。音楽芸術との対峙。


この感じ、本当に久しぶりだ。


今日、ようやく音と正面から向き合えた気がしました。

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